個展・白洲千代子「ジュエリーと七宝」展 4月8日からです |
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2017年 03月 24日
ちょっと、東京をあけている間に庭の桜の蕾がピンクに膨らんでしました。
足掛け三年、東京と奈良を往復して、新幹線に乗って、てくてく歩いて……。 その間何を見ていたのでしょう? 帰りの新幹線はいつもより早い時間を選択したので、景色もいろいろ目に飛び込んできました。 ”Googleごっこ”をしながら、お寺を中心にした小さな集落にきづきました。 それは距離を置いて何度か同じように現れてきました。 大きなお寺の屋根に寄り添うように、慎ましやかな小さな屋根がいくつか点在し、それはそれは美しい長閑な光景です。こうして、ささやかな経済活動が成り立っていたかつての日本は今、どこにあるのでしょうか? 決して今の日本のビル群や新建材の家々を否定はしません。それらも存在しているのですから。 ただ、この見慣れたはずの、懐かしさをおぼえる風景が新鮮に映ったのです。 ここまで、何を見てきたのだろうかと、我ながら驚きでした。 平たくひんやりとする四角い金属の箱を開くと、そこにはすでにお店があって、クリックするだけで次の日品物がやってくる。 時に、それは思っていたものと違っているのだが、仕方なく受け入れる。声は一方通行である。 親子ほど年齢の違う友人たちにはよくインターネットの世界を教えてもらう。 気づいたことがある。 苦手なのではなく、そのアドレスが頭の中にないのだ。 例えば、わたくしたち”高齢者”は、「書きしるしたもの」を自分の手でどこかに仕舞う。それがどこにあるかは記憶の中。それらは関連項目によって引き出されてくるから、大方のものは時間をかければ見つけだせる。 が、PCの世界はそうはいかなかった。”数字とアルファベットの羅列によって収納されている”「書きしるしたもの」は、その長い名前を思い出さない限り収納庫に行き着くことはない。 「あれ、どこに仕舞ったっけ」と、自問しながら机周りをウロウロするよりは、よほど合理的なのだろうが、なんとなく寂しい。 しかし、それに慣れなければ不便であることも確かだ。 襖の引き戸を開ける仕草と、アドレスを引っ張り出す動作との間にどれほどの距離があるのか、わたくしには未だ分からない。
by laporte1
| 2017-03-24 12:21
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