ダイエット/サプリメント/メンタルヘルス |
人気キャスターが自信ありげに推薦する。
すると、スーパーの売り場からその食材が一気に無くなる。テレビを見ていなくたってわかるほどだ。
何日か経った頃、今度は同じ食材を摂取しすぎることによる弊害を明らかにする番組が放映される。
ただし、お互いに敵対しないのが特徴だ。
結局どの食材も体に悪いということになりかねない。
「ひと粒にぎゅっと!」が決め台詞のサプリメント。
落ち着いて考えれば、例えばブルーベリーを笊に一杯、ごまをお椀に一杯、いちどに食べることになる、その一粒。
気持ち悪くはならないのだろうか?
好きなものを好きに食べてはいけないらしい。
メタボって病気なんだろうか?シンドロームっていうから病気というよりは、症状が群れているんだろうなぁ。
きっとデブって言うとなんとかハラスメントって言われかねないから、このように言うのかもしれない。
いわゆるメンタルヘルスと宗教の違いはどこにあるんだろう?
タバコがやめられない、アルコール依存、とか、を、予防する学問だということだがそれでも世の中に依存症は無くならない。
”信ずるものは救われる”と言われるように、精神世界の教えに帰依すれば前述のような依存症にはならないようなものだが、今度はマインドコントロールといわれるものに縛られることになる。
畢竟、好きなことを好きなだけして生きるなり死ぬなりするのが一番自然な気がする。
「死ぬ時はひとりぼっち」という小説を書いたレイ・ブラッドベリも先日亡くなった。
どんな暮らしをしてもどんな名声を博しても、どんなに蓄財しても、そう、死ぬ時はだれも一人なんだから。それは、”語られぬ部分にこそ”意味を持っているんだといつか気づく日が来るのだろうか?