大掃除なんかしてもしなくても来年は来る。
そう言って毎年抵抗していた。
今年は少し違う。昨年は生きることの困難さを突きつけられた一年だったので、考え方を変えて、面倒な事、嫌な仕事をすることを心がけている。
一昨年、暮も押し詰って90歳になる母が大腿骨を骨折し、入院した。リハビリが不可能と言われて、結局ホームに入所した。人生なんて先が見えない。こんな筈じゃなかった、と母も思っているに違いない。 というのは、入院日数が長引くにつれ、母の意識レベルは低下していったからだ。
つまらなそうにしている母を見ると、生きることの意味が次第にわからなくなってくる。同時に一人で生きるということが、どれほど大事で、凄いことなのか思い知らされる。かつて、大家族が当たり前だった時代は手も目も耳もあったので、看取りも当然のようにそこにあった。今、“自分なり”の暮らしを手に入れたかにみえるわたくしたちは、本当はもっと大事なものを失ってしまった。
自由というのは、危険との距離を正しく測れることだと言った人がいたが、その尺度を教える術もタイミングもなくなりつつある。
暮らしのベースに経済が最重要だということは無論だが、偏っては見失うことがあまりに多い気がする。
どう暮らし、どう還元するか、を今年の目標にしようと思う。
残りの時間がふんだんにあった年代には気付かなかったことを、じっと見つめながら実践していこうと思う。
企画展も年々間遠になって、ギャラリーとしての役割も果たしているとはいえなくなってきていることは反省点です。
せめて、一年に二度のペースは守りたいとおもっています。
今年もよろしくお願いいたします。
先ずは、ワークショップを充実させていきたいと思います。
2月にはお雛様の豆皿作りを致します。いま、窯入れするところです。出来上がりましたら、写真をアップします。
一昨年より行なっているクリスマスリースのワークショップに加え、イースターのリースも教えていただく予定になっています。
その他、作ってみたいもののご希望をお知らせいただければ、できる限りご要望にお応えしたいと思っています。ご意見をお寄せくださいね。
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今年いちばんに採れた蕗の薹です。「時期を逃さず収穫」をモットーに。
今年もよろしくお願いいたします。